ハイスコアガール
2013.06.30



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ハイスコアガール
押切蓮介(著)
写真は初回限定なので通常版とは表紙が異なります。



ハイスコアガール。

いま一番好きな漫画です。

つい先日最新巻(4巻)が発売されましたが、すでに次巻が待ち遠しい。


この魅力的なタイトル、かつ押切先生の作品ってことで否応なしに期待はしていたんですが、もう予想の垂直上を行く面白さ。

ゲームを題材にした漫画はたくさんあるけれど、ハイスコアガールはその中でも最高級の作品だと思う。

内容は以前に紹介させていただいた「ピコピコ少年」に近く、テレビゲームに魅了されてしまった主人公「ハルオ」のブレのないゲームライフをリアルかつコミカルに……って、ピコピコ少年と同じじゃねえか!とツッコミたくなるところですけど、違うのです。


女の子が出てくる。


いや、ピコピコ少年でも女の子が登場する話はあったけど、ハイスコアガールではゲーム以外の核の部分、すなわち恋愛(もしくは好敵手)として女の子が深〜〜く関わってくるんですよ。

そして、その恋愛描写がなんてかもう、たまらんのです!

特に2、4巻のヒロインのあのシーン。


「私は後ろで見ている方が好き」←ネタバレにつき白黒反転


あの表情と台詞はずるいよ、押切先生。


もちろんピコピコ少年ばりのマニアックなゲーム描写も健在で、MVS筐体に捧げる青春や「死霊戦線」を熱く語る主人公など、当時を知るゲーマーならば余裕でシンクロ率200%超えること間違いなし。

しかもそこに本気でドキドキする恋愛パートが加わるわけですから、そりゃ面白くないわけがない!

おすすめです。マジで。


あー あとコレ、本作にかぎったことではないのですが、押切先生の描かれる女の子は本当に可愛いです。

重要です。


それでは、今日はここでまで。


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ハイスコアガール 公式ファンブックも面白い!
posted by Nakamura at 04:27 | 書籍

ファミコン その3
2013.06.23



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ファミリーコンピュータ
任天堂 1983



前回前々回と、なんだかファミコン購買日記の様相が続いたので、最後にもう少し具体的にファミコンというハードそのものに触れてみたいと思います。

ちなみに僕は技術屋でもプログラマーでもないので、下記の文章に間違った部分があったらゴメンなさい。




現在ではレトロゲームの代表格みたいなポジションに君臨していることや、昨今の任天堂がマシンスペックよりもギミックやアイデアを重視する方針を採っていることもあってか、なんとなく「ファミコン=ミニマム」なイメージがありますが


とんでもねえ!


発売当時のファミコンはむしろ他社ハードを圧倒する超高性能機だったんですよ。



52色中25色の同時発色が可能なグラフィック能力。(同世代のハードは8〜16色が主流)

安心と信頼と高速の6502カスタムCPU。(Apple IIにも搭載されていたブランド石)

表現力豊かなサウンド。(矩形波、パルス波、三角波、ホワイトノイズに加え、生音が再生可能なDPCMまで使える)


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ゼビウス
ナムコ 1984
アンドアジェネシスが浮かないけど当時は全然気にならなかったぜ



なんだか後のメガドライブのキャッチコピー「ビジュアルショック!スピードショック!サウンドショック!」を地でいくスタイルですが、とにかくもファミコンの性能は同世代のゲームマシン達を軽くブッチ切っており、アーケードに迫る移植度を誇った「ゼビウス」や、ある意味オリジナル以上の出来映えだった「ロードランナー」などはファミコンの高性能を実証するものでした。


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ロードランナー
ハドソン 1984
画面は難易度の跳ね上がったチャンピオンシップロードランナー



中でも滑らかなスクロール機能はファミコンの最大の武器だったでしょう。

今でこそスムーズなスクロールなんて当たり前ですけど、当時のゲームマシンやパソコンの多くは8ドット単位のスクロールしかできなかったので、見た目はどうしてもカクついていました。

しかしファミコンは1ドット単位のスクロールを約60フレームで描画できるっていう、とんでもないスクロール機能を持っていた。

まさにヌルヌル動くよ!です。


プレイヤーが画面が縦横無尽に移動し、その動きに合わせて画面が滑らかにスクロールする。

そんな芸当ができる家庭用ゲーム機は当時ファミコン以外に存在せず、すなわち「ファミコンでしか再現できないゲーム」を生み出せたことは他社ハードへの大きなアドバンテージとなったでしょう。


そんな無双のスペックを誇ったファミコンが14800円という低価格で発売されちゃったわけですから、ライバルハードはたまったもんじゃないですね。

それでも序盤はソフト不足(というより市場そのものが形成されていなかった?)で苦戦したそうですけど、前述した「ゼビウス」や「ロードランナー」等の有力タイトルが揃ってくると一気に認知度が高まり、「スーパーマリオブラザーズ」「ドラゴンクエスト」といった社会現象にも発展したタイトルを生み出すまでに至りました。

ファミコンはテレビゲームの代名詞となり、今でも「ゲーム=ファミコン」の図式が成り立っている方も多いでしょう。

そんなファミコンも今年で30周年。

任天堂のサポートこそ終了したものの、今でも至る所でファミコンの勇姿を見ることができ、バリバリ現役マシンさながらの活躍っぷりです。

まさにキング・オブ・ゲームマシンと呼ぶに相応しいですね。


それでは今日はここまで。


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posted by Nakamura at 10:43 | ハード・周辺機器

ファミコン その2
2013.06.16



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ファミリーコンピュータ
任天堂 1983



前回マリオ放浪記を経てついに手に入れたファミコン本体の獲得券。

しかし喜び勇んで玩具店へ突入する少年を待ち受けていたのは辛く険しい現実でした。

いわく


売ってねえ。


どこ行ってもファミコンは売り切れ。

たぶんマリオ人気の影響だと思いますが、それまで必ず店頭に並んでいたいたファミコンがごっそり消えて無くなっていた。

しかも再入荷の見通もなし。


焦りました。


待っていればいつかは店頭に並ぶ。そんなことは分かってるんですが、親の気がいつ変わるかもしれないと思うと気が気ではありません。

マークIIIを買ってセガファンとして生きる道もあったのかもしれませんが(※1)、幸か不幸かすでにファミコンソフトを一本所有してしまっている現状。後戻りはできない。

そんな僕をあざ笑うかのように、某店で一個だけ新品のファミコンが売ってました。



抱き合わせ販売(※2)で。



価格は2万オーバー。

抱き合わせソフトは「頭脳戦感ガル」「マッハライダー」「バイナリィランド」「スターラスター」の4本。

スターラスターはともかく、なかなかごっついメンツです。
特に国産初の某RPGは破壊力抜群でした。(バイナリィランドは曲は好きでした)

しかしすでに近場のデパートや玩具屋はすべてチェック済み。ネット通販なんかもない時代、今この瞬間にファミコンを手に入れる唯一の方法はこの悪名高き抱き合わせファミコンを買うこと以外にありません。


そして僕には時間がない。


僕は最後の手段に出ることにしました。



泣き落とし。



すでに小学校も中学年に差し掛かろうとする微妙なお年頃でしたが、ファミコンを手に入れるためなら仕方がありません。



これで最後だから。



自分に言い聞かせ、僕はゆっくりと涙をこぼしたのです。


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頭脳戦艦ガル
dB-SOFT 1985

栄誉あるファミコン初のRPGとして有名。
写真のソフトがえらい汚いのはお察しください。






羞恥心とかプライドとか、なんか色々なモノと引き換えに入手したファミコン。


それでも買ってしまえばコッチのもんということで、それはもう心の底から喜びました。

僕自身はあまり覚えていないのですが、なんでもファミコン買った当初はファミコンと一緒に寝ていたとか。

そこまでいくと「微笑ましい」を通り越した何か得体の知れない領域な気もしますが、それくらい嬉しかったということです。

それからウン十年が経過して、いまだファミコンのお世話になるとは予想もしてませんでしたが。


それでは今日はここまで。




※1
後年、メガドライブでセガファンデビューを果たしました。

※2
ファミコン本体と売れ残りのソフトを抱き合わせて売るちょっとアレな商法。
ちなみに抱き合わせソフトが必ずしもクソゲーというわけではない。
posted by Nakamura at 17:35 | ハード・周辺機器