マル勝PCエンジン
2013.08.25



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マル勝PCエンジン
角川書店


当時PCエンジンの専門誌は主に3つありました。


小学館の「月刊PCエンジン」

徳間書店インターメディアの「PCエンジンFAN」

そして角川書店の「マル勝PCエンジン」


このうち僕が毎月愛読していたのは三番手に紹介したマル勝PCエンジンでした。

正直なところ、3つの雑誌の情報量やニュース速報にそれほど大差はなく、情報誌として見るならばどれを買ってもよかったんですけど、僕がマル勝PCエンジンを好きだった最大の理由が掲載写真の美しさでした。

今はゲーム雑誌に掲載されているプレイ画像はほとんどキャプチャだと思うのですが(このブログで掲載してる画像も全て実機からのキャプチャです)、当時はそんな大層な機材はなかったため掲載写真の大部分はモニターから直接カメラで撮影したものが使用されていたみたいです。

そのため撮影機材やモニターの性能の影響をモロに受け、同じゲームでも雑誌によって色味とかシャープネスとかがかなり違っていたんですよ。



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で、その中で一番好きな絵だったのがマル勝PCエンジン。

マル勝PCエンジンの掲載写真は他誌に比べるとあまり特徴はないんですが、とても自然な色味で、実際のテレビに映し出される絵に近い感じがとても好きでした。

逆にPCエンジンFANはドットがシャキっとしたシャープな絵で、月刊PCエンジンは彩度が高い華やかな絵っていうのが僕の印象。

あくまで主観ですし、そもそも絵柄なんて人の好みでどうとでも転んでしまうんですが、掲載写真一つとっても雑誌の個性がモロに出てしまう当時のゲーム事情は、不便だったけど面白い部分もあったなあと思うわけです。



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あ、あと巻末に掲載されていた、しろー大野先生の「ムッシュゴリグリ鈴木・ド・ヤコペッティの優雅な生活」という漫画や、途中から表紙絵に昇格したウサギさんの絵がメチャクチャ好きでした。


それでは今日はここまで。
posted by Nakamura at 19:50 | 書籍

アウトラン2
2013.08.18



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アウトラン2
セガ 2003
画像は全てXbox版です



先月ご紹介した夏の風物詩アウトラン

その正当な続編が今回ご紹介するアウトラン2です。

実はそれまでにもターボアウトランとかアウトランナーズとかいくつか続編は出てたんですけど、ナンバリングタイトルとしては初代から実に17振りの新作ってことで、全国のセガファン(俺含む)は狂喜乱舞したことと思われますが、同時にどうしようもない不安もまとわりつきました。

17年のブランクってのももちろんなんですけど、多くの方が抱えてた不安は「そんなポリゴンで大丈夫か?」というアレ。

もともと2D(アウトランは疑似3Dですが)やドットで描かれていたゲームをポリゴンにしちゃうと、なんともいえないコレジャナイ感が漂うゲームになってしまうことが多く、事実スp……(以下略)



そんなわけで新作は嬉しいけど不安で一杯だったアウトラン2。



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でもそんなことぜんぜん杞憂だったぜ。

アウトラン2は紛うことなきアウトランの後継者でした。





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当時最強と詠われたアーケードボード「Chihiro」が生み出す圧倒的に美しいグラフィック。
(画像はXbox版です)



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あくまで「ゲームであること」を優先したドリフティックな操作性。



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前作に引き続き神曲揃いのBGM。


なにか奇をてらったとか、革新的なゲームシステムがあるわけではないんだけど、絵、音、スピード感、操作性といったゲームの核となる部分を初代アウトランの雰囲気を壊すことなく確実にパワーアップさせた、ある意味続編のお手本のようなゲームです。



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現実ではありえないドリフトをきめながら、最高のBGMをバックに世界各国の名所を颯爽と飛ばす。オールクリアでも時間にして5分程度なので、難しいことは考えずサクっとプレイ。

やー なんとも気持ちのいいゲームです。

夏にオススメ。


それでは今日はここまで。


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posted by Nakamura at 14:17 | レビュー

零 眞紅の蝶
2013.08.11


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零 眞紅の蝶
コーエーテクモゲームス 2012



日本を代表する夏の風物詩といえば

アウトラン

スイカ(16連射)割り

サマーカーニバル'92 烈火

だと思われますが、もう一つ忘れてならないのがホラーゲームです。



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僕自身はすっごい恐がりで、小学生のころ「乳母よ去れ」という怪談を聞いて本気で夜眠れなくなって、人生初の朝チュンを怪談で体験した猛者なのですが、にもかかわらず怪談とかホラー大好きという、まあよくいるパターンの人間です。

そんなホラー苦手好きの私が今回ご紹介するのは、テクモ(現コーエーテクモゲームス)が誇る東洋ホラーゲームの金字塔「零」シリーズです。

世にゴマンと存在するホラーゲームの中でもぶっちぎりで怖いゲームです。



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内容は昔のバイオハザードなどに近く、ややもすれば和製バイオとも呼べそうなゲームデザインなのですが、その「和」こそが零の真骨頂。

本気で怖い部分です。



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他のホラーゲームの多くは西洋が舞台で、洋館だったりショッピングモールだったり、それはそれで怖いんですけど、やはり日本人ですので日本のモノの方がリアルというか、身近な怖さがあるんですよね。


古びた日本家屋とか。

廃れた病院とか。


シチュエーション聞いただけでブルいますね。



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そしてもう一点、零が怖い理由が、敵が「霊」であること。

そして霊を倒す方法が「射影機」と呼ばれる写真機で「撮る」という一風変わった攻撃方法であることです。


ふだん主人公は任意のカメラ視点、あるいは三人称視点で行動するのですが(※1)、射影機を構えた時のみ主観視点となり、狭いファインダー越しに霊を捕らえて、ここぞというところでシャッターを切る。

ただでさえ怖い霊を自ずと凝視しなきゃいけないハメとなり、しかも狭いファインダーの隅からいきなり目の前に現れたりするもんだから、ぎゃーす!なわけです。

このシステムを考案した方は天才であると同時に極度のドM(かドS)とお見受けした。



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そんなわけで、夏をしっとり怖がりたい方、この零は本当にオススメです。

切ないストーリーや美しいグラフィックに加え、天野月さんが歌うテーマソングも素晴らしいです。

シリーズが沢山出ていてどれ買っていいか分からない方には、とりあえずPS2の「零 紅い蝶」、もしくはそのリメイク版であるWiiの「零 眞紅の蝶」を推しておきます。


でも基本的に零にハズレはありません。


それでは今日はここまで。


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※1
:カメラ固定視点の作品(PS2とXboxで発売)
零 zero(初代)
零 紅い蝶(2作目)
零 −刺青ノ聲−(3作目)

:三人称視点の作品(Wiiで発売)
零 月蝕の仮面(4作目)
零 眞紅の蝶(2作目リメイク)
posted by Nakamura at 10:38 | レビュー