ワルキューレの伝説
2013.12.31



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ワルキューレの伝説
ナムコ 1989


今年最後の更新となりますので、ラストを飾るに相応しい、私が世界で一番好きなゲームをご紹介します。

ワルキューレの伝説。

ワルキューレと聞いて多くの方が思い浮かべるのはファミコンの「ワルキューレの冒険」かと思いますが、私にとってワルキューレといえば本作です。

ワルキューレの伝説はスマッシュヒットとなったワルキューレの冒険の続編として1989年に登場。

RPG要素の強かった初代とは異なり、アーケードというプラットフォームの特性を生かしたトップビューアクションとして生まれ変わりました。



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8方向レバーで主人公ワルキューレを操作。

妙にフワフワ感のあるジャンプを駆使しながら、剣先から出るビームや魔法で敵を倒しながら進んでいく。

お金を拾ってアイテムを買ったり、ちょっとしたRPG的な要素もあるんですが、全体的に見れば非常にオーソドックスなアクションです。

しかしよく作り込まれた世界観や適度な難易度など、システム含む全体の完成度が非常に高く大ヒット。

80年代後期のナムコを代表するアーケード作品の一つとなりました。



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冨士宏先生の描いた世界観を可能な限りドットで再現したグラフィックにも注目。

ファミコン版で「なんじゃあこりゃあ!」だったワルキューレのグラフィックも一新され、パッケージ同様の美しいお姿が拝むことができます。

また使用された基板システムIIの特性「拡大縮小機能」をふんだんに駆使した演出の数々も見る側をワクワクさせてくれました。

ステージ1の最初でワルキューレが雲の上から飛び降りるシーンなんて最高ですよね。



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他にもステージ3のスプーンジャンプ台や



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BIGの魔法など

いたるところで拡大縮小演出がドヤ顔で採用されてます。

だがそれがいい。

そしてワルキューレの伝説を語る上で欠かせないのがBGMです。

コンポーザーはワルキューレの冒険に引き続きひろべ〜こと川田宏行さん。

妖怪道中記やギャラガ88などの楽曲も手がけた名作家さんです。

当時はまだ高価だった(と思われる)PCM音源全開で奏でるゴージャスなサウンドもさることながら、特筆すべきは楽曲の素晴らしさ。

初めてメインテーマを聴いた時のショックは今でも忘れられません。

ステージ2の道中で浮遊台をボーッと待ってるあいだ何気なく筐体に耳を近づけた瞬間、伝説的なあのメロディが耳に入ってきたんです。

もう頭がサイクロン状態でした。

後日速攻でサントラCDを買ったのは言うまでもありません。


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あと先にサラリと書いちゃいましたが、他のアーケードに比べて難易度が適度に易しかったことも魅力の一つでした。

ステージ1、2くらいまでなら頑張れば初見でもクリアできるし、一つのステージがけっこう長いので、それだけ長く遊べる。

ゲーム難易度がうなぎ上りに上昇した80年代後半のゲームセンターにあってワルキューレの存在はゲーム好きなクセに下手な(しかも金もない)私にはホントに神々しいゲームだった。



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そんなわけで、ワルキューレの伝説は私にとって大のお気に入りのゲームでした。

ワルキューレをやりたいがために部活をサボり、一回でも多くプレイしたいがために昼食をカレーパン一個で過ごした日々。全て良い思い出です。

今でもPSのナムコミュージアム5やWiiのバーチャルコンソール版がプレイ可能ですので、興味ある方はぜひどうぞ。

ちはみに、移植の出来が良いのはVC版なんですが、ナムコミュージアム5の方は当時の資料や冨士宏先生の「迷宮のチャナ」なども読めるのが(未完ですが)嬉しいです。

それでは今日はここまで。

皆様良いお年を!
posted by Nakamura at 20:02 | レビュー